HOME 闇の力 あとがき 書評 読書会
| 闇 の 力 |
行く先が見えない不安を抱えながら、ひたむきに働きつつ学ぶ夜間高校生の魂の記録。昭和30年代の青春群像を、北海道の風土の轟きとともに描く。第27回北海道新聞文学賞受賞作。
●北海道新聞文学賞選評
八木義徳氏 定時制高校に通う一人の貧しい農家生まれの少年を主人公として、その四年間の学校生活と一家の暮らしのための労働生活と、その二つの場における悲喜哀歓の多彩なエピソードを通じて、まさに鬱屈した青春期にある一個の少年像をあざやかに描き上げている。細部にまで眼のゆきとどいた文章もいい。私はこれを授賞作として推した。
渡辺淳一氏 読みすすむうちにひきこまれ、読後、心地よい感動に酔わされた。この作品のよさは、なによりも作者の人間を見る目が秀れて透徹していることで、それがほどよく抑制された文体に支えられ、最後まで乱れるところがない。くわえて人物の出し入れが巧みで、人間と風土がよくとけこみ、独自の小説空間をつくりだしている。
高橋揆一郎氏 個人的に似た体験を持つ私は少々きびしく読みすぎたけれど、若い主人公の誠実さへの好感は変わらなかった。農作業のたしかな描写は出色ものだし、多感な青春群像がよく書き分けられていて力のある作家だと思った。北海道でなければ産まれない、この作品の受賞をよろこびたい。
北海道新聞 平成5.10.28
本篇全文を読むことができます テキスト版 HTML版
テキスト版はZIP圧縮
*テキスト版は、ダウンロードしやすいようZIP圧縮してありますので、解凍してご覧ください。解凍ツールの定番 Lhasa(フリーウェア)を入手したい方はSusieの部屋へ。
縦書きで読みたい方へ
*テキスト版は、テキストビューアで読むことをオススメします。とくにPageOne(フリーウェア)は青空文庫形式に対応し、縦書き・ルビ付き・入力者注等を表示しますので、一押しのソフトです。ダウンロードはおもちゃ箱へ。
*HTML版は、縦書き・ルビ付きで表示してありますので、Internet Explorer5.5以降ならそのまま読めます。
※作品ファイルは、私的使用の範囲内において複製することができます。この範囲を越える複製、再配布および商行為を伴うものについては著作者へご連絡願います。
本も発刊されています
●闇 の 力
表題作のほか「飛び出しナイフ」「尾なし犬」を収録。
|
構想社:1996年6月25日発行 1456円+税
ISBN:4-87574-062-X
本やタウン 楽天 boople
<<<HOME